※この記事では、家族との日常の中で感じた成長や想いを綴っています。
「奨学金の書類を送るから。お母さんの直筆じゃないとダメなところがあるんだよ。」
4月の末に息子から短い連絡があった。
それからいくら経っても書類が送られてこない。毎日、ポストを覗く日々。
もう、いい加減だなぁ。5月に入っちゃったのに。
GWに入って、「めんどくさいから、俺が代筆しようかな」などと言う。
なぜ、そんな思考になるのか、わからない。ちゃんと送るように言うと
GW入っちゃったじゃん、郵送できるの?
…私より偏差値は高いくせに、常識を知らない。
レターパックで届いたのが5/5の夕方。
翌日、申請書を読んでからサインして、わからないところを息子に電話で確認して。期限が迫っているではないか。
しかも、今日は振替休日だから、車を出して本局に行かねばならない。
専用封筒で簡易書留で郵送する指示がついているのだった。
まったくもう。私にも都合というものがあることを完全に無視している。
今日が日勤だったらどうするのだ。
息子というやつは…。
文句を心で言いながら、急いで出して、「ヤキモキしているかもしれない」と思ってラインで連絡を入れた。
「本局行って出したよ。控えも取って、普通郵便で君に送ったから、保管しておいてください。書類は、簡易書留で送りました。」
あとで読み返したら主語がないし、よくわからない文章だ。
息子から、「だからさ。もう遅いけど、俺じゃなくてJassoに出してって、言わなかった?Jasso」
と返ってきた。
今まで待たされて、すぐにやってくれと言われて。
やったら、私がちゃんと仕事をしていないと文句を言うのか。
頭にきたぞ!
専用封筒が入っていたんだから、簡易書留でちゃんと宛先に届けたよ、そんなこと、言われなくたってわかってるよ。
それだったら、ちゃんと誤解のないように書いてよ、書き方が悪いんだよ、それを改めてくれればいい話なんだよ。
しばらく、私はちゃんとやったのに、という話と、息子は勘違いさせるような文章を送るのが悪い、という話で言い合いになった。
そして。息子が突然兜を脱いだ。
「このところ、ゼミの学生とのやりとりで、どうしてそうなっちゃうのってことが重なっていたから、そういう考え方になっちゃってたんだ、ごめん。」
わぁぁ!と言い合っている時はヒートアップして、お互いに止まれないけど、突然火消しされて、え?となった。
「お母さんは、ちゃんとやってくれたんだよね。ありがとう。」
息子の勝手な振る舞いに振り回されたことへのストレス。
頼まれた仕事をきちんとできない、と言われた気がして自尊心が傷ついていたのだと気がついた。
「あ、うん。心配してると思って、読み返さないでラインしちゃったんだけど、よくわからない文章だったね。ごめんね。」
電話を切ってから、こんなふうに怒ってしまうことって、久しぶりだな、疲れているのかな、と思った。そして、いつも大切に思っている人に、あんなふうな言い方をしてしまった、と反省した。
「元気で、頑張ってね」
短くメッセージを入れると、「頑張ります」と返信が珍しく早く入った。
息子は普段、穏やかだけど、納得のいかないことは引かないところがある。こうだから、こう。と畳み掛けてくるところがあった。
高校生の時、なんのことだか忘れたが、息子と言い合いになって、
「あー、俺はお母さんが間違っていると思うけど、めんどくさいから謝るわ、ごめんね。」
と言ったことがある。
私も引かないところがあることを、息子はよく知っているし、これ以上の議論は時間がかかる、と思ったのだろう。
もちろん、なにそれ?って思ったけど、こんなふうな言い方をするようになったんだ、と内心驚いたのを覚えている。そして、少し笑ってしまったので、ケンカはそれまでになった。
あの頃の息子とは、少し違っている。
いろんな人たちとの付き合いの中で、一段成長したのか、それとも「母親」を俯瞰し始めたのか。
自分の主張を曲げないけれども、怒っている相手に対して、どうしたらいいかと瞬時に考えられる余裕が備わっているように見える。
生意気で、自分勝手で、なんでもやってくれると思っている甘えた息子ではあるけれど、それでも少し、あの頃よりも、私から一歩引いて立っている、そんな気がした。
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親子の距離は、ある日突然変わるのではなく、こんな小さな言い合いの中で、少しずつ形を変えていくのかもしれません。
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生意気で、優しくて、時々こちらを振り回して。そんな息子との日々を、これまでたくさん書いてきました。
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