※この記事では、家族との日常の中で感じた成長や想いを綴っています。
うちの両親は、高齢者の中でも頑張っている方だと思う。
父はiPhone、母も一応スマホを使っている。
かなりの年数が経っているので、かねてから買い替えたいと言っていた。
しかし、業界通の娘から2人でショップに行ってはいけない、と厳重注意を受けていた。
何も知らない高齢者2人が行くところではない、と言うのである。
ヒヨコ3人、いざスマホ売り場へ
私も毛が生えた程度のヒヨコ。娘の休日にあわせて、買い替えることにした。
今回は、最新機種はいらないよ、と中古を探しに行った。ショーケースの中には、見た目は傷のないものが並んでいる。
私は、以前にバッテリーの状態をみるのだ、と息子に教えてもらったので、そこは見る。
店員のお姉さんが笑顔で近づいて来た。母に話しかけている。
どんなものをお探しですか?
全然、わからないのよー
おいおい、丸腰で来たってもうバレてるぞ。
頼れる娘、現る
娘が、すみません、これとこれ、見せてください。
キビキビと指示をする。
あ、はい、これはeシムですから、お店に行かないと…
と店員が言いかけると、
え?行かなくてもできますよね?こうやって、こうやれば…
私には何のことだか、チンプンカンプン
お姉さんの表情が少し変わった。
思わぬ伏兵の登場…と思っているな?
あ、そうすれば、できますね。
そのあとは、少しずつ笑顔が減って、接客も雑になっていき、他の接客に力を入れ始めた。
なるほど、最初は弱そうな老人の足軽がやって来たと思ったけど、バックの侍大将に気がついたか。
私は勝手に想像しておかしくなって来た。
商売はボランティアではないのだ。
それにしても、わかりやすい人だ。娘も気がついたらしい。
状態のいいものでも、残債が残っている場合は、前の所有者の支払いが滞ると、利用制限がかかるリスクがあったり、振り込め詐欺などに関係している場合もある、と怖いことも教えてもらった。
残債のないものを探してもらって、ひよこたちは、なんとか新しいスマホを手に入れて、隣の電気屋さんでフィルムを買って帰って来た。
データ移行という大仕事
さて、一服しよう、などとお茶を淹れている母の隣で、娘がスマホ3台を並べて忙しく指を動かしている。
データ移行、という仕事があるのだった。
「ちょっと、ばーば、暗証番号いれて。じーじ、このアカウントのパスワードわかる?」
「え?あー、どこかにメモしたから…あ、これかな?」
「どれ?…え?間違ってるよ?」
手を動かしながら、質問したり、指示をしたりと忙しい。
私はその様子を見ていたけど、よくわからないので、父と話をしていた。
「ああー!ばーば!全部違ってる!メモしてあるのに、全部違ってる!笑」
「どうしてかしらねぇ。」
母と孫娘の微笑ましいやり取りを、ダイニングセットでお茶を飲みながら眺めていた。
幸せですなぁ…若い人が面倒を見てくれるって。
ひと段落ついてから、母が
スマホの待ち受けは、先日のチューリップ畑の写真にしたい、
と注文したので、そこまでやり、フィルムを2人分貼り、夕方までかかった。
すき焼きと感謝の夜
その夜は、ありがとうございます、と3人で神に感謝して、娘の彼氏くんも呼んで、すき焼きパーティとなりました。
いやあ。ありがとう、何かお礼をしないとね。
おおげさではなく、シムを入れ替えるだけでいいと思っていた私にとって、目にも止まらぬ速さでスマホを操作する娘は、本当に頼もしく思えた。
彼氏くんは、岩手の山火事の質問に、キビキビとよく教えてくれて、応援要請が出たら行くと言っていた。
災害地へ行ったら、キャンプ生活だそうだ。本当に頭が下がる。
父のスローペースな昔話にも、親切に耳を傾けてくれた。私が大切にしている人たちを大切にしてくれるって嬉しいな、と思った。
持つべきものは、優しい孫。
と母が嬉しそうに言った。
私たちは、確かにお互いを思いやる愛情で結ばれた家族なんだな、と感じた1日でした。
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