※この記事では、家族との日常の中で感じた成長や想いを綴っています。
娘は良くも悪くも、直情型。0か100か、白か黒かの考え方をする時が多くて、中間で妥協というのが難しいらしい。
事情を察するとか、空気を読むとか、そういうことは「できかねます!」ということ。
暗黙の了解、という言葉も娘の辞書にはない。
小学生の頃にフルーツバスケットのように椅子を丸くしてみんなで座る場面があった時。
娘は、座りたい場所に座った。すると、クラスメイトの女の子が、
「ちょっと。そこはAちゃんの座るところなの。Bちゃんの隣はいつもAちゃんなんだから。」
と言ったので、
「?席は決まってないでしょ、なんで私がここに座っちゃいけないわけ?好きなところに座ればいいじゃない」
と言ってムッとされた話を、学校から帰ってきておやつを食べながら、教えてくれた。
ははぁ、この子らしいなぁ
と思ったけど、同時に空気を読んで行動することが特に「女子社会」では美徳とされる風潮があるこの国で、この子は生きづらさを感じることがあるかもしれないな、と思った。
だけど、こうやって自分の考えをストレートに言えるところは、欧米社会では讃えられるのだから、行き詰まったら場所を変えて羽ばたけばいいじゃん、その方が面白そう。と思ったのも覚えている。
人にも厳しいけど、自分にも厳しいところがある。
手に入れるんだ、と決めたら、努力を惜しまない。その「ど根性」に圧倒されることもしばしば。
気に入らない女子が、習字を習っていて、字が上手いのだとひけらかしていて腹が立つんだ、と言っていた。
経済的な理由から、娘は習字教室に通うことはできない。
そこから硬筆の猛練習が始まった。何回も、何回も、手が真っ黒になるまで書いている。
筆圧も必要だし、神経を注いで一字一句、間違えないようにバランスをとりながら書く一枚は、相当の精神力と時間を要する。
とうとう、学校で配布された練習帳がなくなった。
「お母さん。練習帳、買って。」
「え?硬筆練習帳って、どこで売ってるんだろう?」
当時は、今のようなネット社会ではない。近所のお店に聞いて回って、ようやく昔ながらの文房具屋さんで見つけた。
そして、授業参観で見た硬筆展。娘の作品に金色の折り紙がついていた。
「やった!やったね!おめでとう!」
「うん!」
このことは、娘に自己効力感を間違えなく与えた出来事だったと思う。
こういう子だから、私は娘との約束は、槍が降っても守る、と決めていた。逆に言えば、できない約束をしないことを徹底する。
どう見ても「仕方がない」という理由があるにせよ、娘からしたら「約束を破った」「嘘をついた」ということになってしまう、ちょっとめんどくさい人ではある。
例えば、前日に「明日ディズニーランドに行くよ。」と言って、娘が熱を出してしまった、という不可抗力であってもご機嫌は爆発してしまう。
これは笑い話になっているが、幼児の頃にプールに行くよ、と伝えた。
嬉々として家から水着に着替えて車に乗り込み、プールの歌を歌いながらご機嫌は最高潮。
現地に着くと、なんと臨時の点検日であった…やばい。
「あの。今日、点検でお休みなんだって。」
恐る恐る伝えると、案の定、なんでダァーー!と大爆発、一緒に来ていた義妹が必死に他のプールを探して連れて行った、という話が残っているのだ。
娘は私にとって最初の子ども。
子どもって、こういう生き物なんだ。と娘がキレるたびに学習を重ねてきた。
(下の弟を育ててみて、娘が『取扱注意』すぎることに気がついたが)
おもしろいことに、この「修行」が今の看護に生かされていると感じることがある。
若い患者さんに相談されて、じゃぁ、こうしてみようか、と提案した時、
「本当に?ホントにそうしてくれる?」
と目を覗き込むようにいうことがある。
「私が嘘をついたことがある?」
「…。ない。」
「そうでしょう、私がやると言ったら、絶対に約束は守る。だからあなたも守ってね。」
と返すことがある。逆に
「ねぇー、先生、いつ来るの?今日、会える?」
と聞かれて、先生の出勤日ではあるけど、診察するとは限らないので、
「先生は病院に来ているけど、あなたを診察できるかどうか、わからないの。できないかもしれないことは、約束できません、がっかりさせてしまうから。」
と答えています。馬鹿正直だな、と周りは思っているかもしれないけど、これも「修行」から得たもの。
特に若い傷ついた患者さんには、「約束を守ること」によって信頼を寄せてもらうことが第一歩。
「信用できる安心な大人」のモデルを示すことも、大切な看護の一つだと思っている。
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