※この記事では、愛猫ごまとの暮らしの中で起きた小さな出来事を綴っています。
夜勤明けは、だいたい”体に悪そうだから、我慢しているもの”を食べたくなる。
カップ麺とか、ポテトチップスとか、炭水化物×炭水化物とか。
あぁ。ウマイ。いいんだよーだ。がんばったからぁ〜。
自分に言い訳をして、ヨギボーゴーストに身を預けると眠くなる。
網戸になったベランダの窓からは、25度くらいの涼しい風が入ってくる。あーー、高原、そう高原で昼寝してるみたいだなぁ。
寝落ちすると、16時くらいになっている。
ん。寝てしまった。
目を開けると、だいたい、ごま助CEOが視線の先にいて、
「起きたんか。」
と薄目を開けて、伸びをする。
「オハヨウゴザイマス」
おう。
少し散らかった部屋を見回すけど、いっか、誰にも叱られないし。
と思っていたら、電話が鳴った。
「暇?」
娘である。暇も何も、私とアプリでシフトを共有してるから、私が明けなのはご存知なのだが?
「おう、暇だよー。今、起きたとこ。」
「あー、そっか。今日、仕事が早く終わってさー、ひとりなんだよね。」
そら、来たよ、ごま助CEO。いつものセリフ出るよ。
「今日、そっち行こっかな!いい?」
出ましたー。もはや、定番になってきているではないですか。笑
いいよ、と言うと、すでにあと15分足らずで最寄駅に着くらしい。
来る気満々じゃないの。
娘を連れて帰ると、にゃおーん、と出迎えてくれる。
こないだ会ったばかりなのに、娘は大喜びして駆け寄る。
挨拶しただけじゃ。
とでも言うように、距離を取るごま助。なぜか、部屋の奥の衣裳ダンスについた鏡越しに、こちらを窺っている。
鏡越しに猫と目が合う。なんとも不思議な光景。
「普通、こんなことしないよね、猫ってさ。」
「そうだねぇ、どう思っているのかしらねぇ。」
たまに、頭突きをしにきたり、スリスリしたり、自分のペースでサービスをしては距離を取る。そして、女同士の話には興味がないとばかりに、カーペットの隅っこで丸くなっている。
時々、娘がごま助を見て、かわいいなぁーと言うと、わかるのか、薄目をあけて、尻尾をパタパタ、とやる。
「うむ。わかってるよ。」
娘が自分の部屋のベッド、私は、リビングで寝落ちしていた。
朝、目が覚めると、やっぱり私の視線の先に座って、こちらを見ていた。
ヤァ、おはよう。そこにいたの?
ちょっと嬉しくなった。やっぱり、母ちゃんが一番なのかぁ。と
娘が起きてきて、
「ねぇねぇ!ごまがね、夜にベッドに来て、私と一緒に寝てくれたんだよ、優しいよねぇー、でも明け方に戻って行った。」
え?
ごま助はちゃんと、わかっている。
平等に、そしてわからないように、心憎い愛情のプレゼントをしているのだった。
ええー、すごいなぁ、プロだね、プロ。
これだから、ハマらないわけがないよね。
賑やかにごま助の行動を褒めても、ごまは知らんぷり。
クールだなぁ。
娘が仕事に出かける時は、またどこかにいなくなっちゃって、見送りはしないくせに、玄関から振り返ると、物陰から見てる・・・。
また来いよ。
寂しげな顔がたまらない。ますます沼らせていくごま助CEOでした。
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