※この記事では、家族との日常の中で感じた成長や想いを綴っています。
今でこそ、「息子病」にかかっている、と娘に呆れられている私であるが。
最初から、息子病だったわけではない。
最初、エコーで「男の子ですね」、と先生が言った時、娘と私は顔を見合わせて、え?という顔になった。
娘が大好きな「トトロ」みたいな、姉妹を連想していたからであった。
男の子…?
想像できなくて、ポカン、として、先生はその反応に戸惑っていた。
2人目の赤ちゃんを授かって、産婦人科に3歳の娘を連れて通院する日々。
上の子がいるって本当に大変なんだ、と実感する。待合室でおもちゃやビデオを見て過ごしてくれるのはいいけれど、診察時間に呼ばれても、自分のタイミングじゃないからと毎度、駄々をこねる。
遊びに来たんじゃなくて、受診に来たんですけどね?は通じない。
ギャァギャァ騒いで、人形を引っ掴んだまま、診察室に入らねばならないのである。
妊婦健診は今のように補助がなかったから、毎回4000円くらいはかかる。
臨月近くになってくると、毎週の受診になるから、
「あぁ、予定日より早く産まれてくれれば、診察代が浮くのにな。」
とか思いながら、娘とウォーキングする毎日を送っていた。
そんな矢先、車を運転していた時に、ポコん!とフタのようなものに乗り上げて、少し衝撃を受けたことがあった。
あれ。
数日して、娘が日曜日のライダーものを見ている時に、チョロチョロと破水し始めた。
あの衝撃が関係していたのか、それとも、早く産まれてくれれば、と内心思っていたのが聞こえたのか。
予定日より1週間早いではないか。
もう少しテレビが見たい!と言う娘を連れ、タクシーで産院へ向かった。
今回は、助産師さんがついていてくれて、取り上げも助産師さんだけ。
私の骨盤を内診して、
「前回は大変だったでしょう。大丈夫よ、うまく出してあげる。」
自信に満ちた言葉をかけてくれた。素晴らしい職業だと思った。
うまく誘導してもらいながら、お産は進んだ。
分娩室の天井には、イルカが2頭泳いでいる映像が流れていた。それが、息子が生まれた瞬間に
「Congratulations!」と画面いっぱいに文字が踊った。
ありがとう!!ありがとうございました!!
自然に感謝の言葉と涙が出てきた。
午前2時39分。
息子は、私の願いを聞き入れて、予定日より1週間早く誕生したのでした。
最初は戸惑っていたことなど、すっ飛んでしまうくらいに「息子病」を発病してしまい、今に至ります。
だって、「ママ、かわいい。大好き」って言うんですよ?誰だって、沼ってしまいますよね?
そんな息子も、今日で22歳になりました。
いつも貧乏学生の息子に、ばあばは、得意のPayPayで電子マネーのプレゼントをしたようです。娘は、ラインギフトで商品券を送ったスクショを私に送り、「優しい姉でしょう」と。
そして、私は、多めの仕送りと一緒にスタバチケットをプレゼント。
お誕生日、おめでとう。
思い思いのプレゼントが、バラバラに降り注ぐ結果となったのが、なんだか温かい。
「さっき、りゅうちゃんからメール届いたよ。元気そうだったよ。4年間高知生活、良かった!って。」
母から嬉しそうなラインが送られてきました。
今年も幸せな誕生日です。
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