※この記事では、日常の中でふと感じたことや人生についての想いをエッセイとして書いています。
新幹線に乗り、昨日作ったシフォンケーキとおにぎりを食べてのんびりしていたら、トイレに行くのを忘れていた。
軽井沢で降りて、これから1時間もかかる。
トイレで手間取り、しなの電鉄に乗り換えようと改札を通ろうとすると、「もう間に合いませんよ。」
駅員室から、そんな声が聞こえた。
なんだろ、と思ってホームに降りる。
時刻表を見てびっくり。次の電車は45分後。
このことだったのか…
せっかく早く来たのに、ここで1時間近く足止めか。トイレで…
そう思ったけど、目の前には軽井沢の旧駅舎が。これを素通りなんてできない。
気温は高いのにどこかすっきりしている。湿度が低いせいかもしれない。
木造のおしゃれな外観に、軽井沢駅、と彫刻されている駅名が掛けられている。
上流階級のお嬢さんが降りてきそうな雰囲気。やはり、ここは特別な避暑地、なのだなぁ。
時間ができてよかった、と駅舎を撮影したり、古いホームで座ったりして楽しんだ。

やがて、しなの鉄道が入ってきた。真田幸村にちなんで「赤備え」、のデザインだそう。
ここから上田駅まで、トコトコと行く。
ボックス席のかわいらしい2両編成。

車窓からは、森の中に立つ別荘や、不意に現れた山の中の小さな畑を耕す人びと、新しい家々、白い花をたくさんつけた木々が次々に見えてきた。
新幹線でパッと行ってしまったら、気がつかない景色たち。
タイパ、ばかりが人生ではないのだよ。
うんうん。

単線だと思っていたら、隣に線路が出てきた。
おや!モスグリーンの車両にベージュのカーテン。かわいい…あっちの車両タイプもあったのかぁ。乗りたかった。
と思ったら、小海線という路線だった。
周りは地元の人らしく、キョロキョロしているのは私だけのよう。
上田駅は、新幹線も停まる駅。駅前には大きなホテルが建っている。なかなかひらけているみたい。
今日は、懐かしい別所温泉までK3で走ってみる予定なのだ。
駅前で組み立てると、少し暑い。やっぱり、走り出しが遅くなってしまったからなぁ。
少し気温を心配しながらスタートした。
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