最後の清流・四万十川へ|息子と過ごす高知の一日【第1話】

※この記事では、家族との日常の中で感じた成長や想いを綴っています。

午前4時。目覚ましが鳴って飛び起きる。

隣に寝ていた愛猫ごま助CEOは、布団から出ずに、薄目を開けてこちらを見ている。

また、かあちゃんは寝ぼけているな…

そんな顔。

まだねむい…

ごまちゃん、今日は違うのよ。

バタバタと支度をしていても、ごま助は起きてこない。ご飯が出る6時までは寝るつもりなのだ。

自分が先に起きた時は、噛んだりするくせに…

しかたなく、お気に入りのクッションと一緒にベッドからリビングに運ぶ。

にゃによ、まだ、ご飯ないじゃんよ…

出かけるのを察してか、押し入れに入ってしまった。

今回もペットシッターさんにお願いしてあるからね。行ってきます!

空の旅は、何度でもワクワクする

今回は羽田空港からのフライト

空港まではモノレールに乗っていく。

モノレールの座席は少し変わっていて、真ん中に背中合わせに窓に向かって長い椅子があったり、ボックス席があったりする。

都内の高速道路の上や、高層ビルの間を縫うように走ったり、突然、視界が開けて海や白い橋が見えてきたり。

まるで、何かのアトラクションに乗っているみたい…

こんな景色にキョロキョロ落ち着かないのは私だけで、周りはスマホに目を落としている。

珍しくもないのかな?

羽田空港は、搭乗口までが近くて嬉しい。

だけど、急いで保安検査場を通ってしまうと、ターミナル駅のお土産屋さんやコンビニに戻れなくなってしまうので注意⚠️

しかたなく、軽めのお菓子を買って搭乗口へ。

成田での搭乗はギリギリの時間だけど、今回はバスで飛行機まで移動だから、フライト30分前には集合がかかる。

意外と時間がない。

広い飛行場には、たくさんの飛行機が止まっていたり、移動したり。

わあ!ANAは青と白の機体だから、なんだか、イルカみたい。イルカの巣みたい…

バスからたくさんの飛行機が見えます
近くに寄るとエンジンが大きいなぁ!

移動している飛行機をバスで追いかける形になったりして楽しい。

いよいよ、搭乗。トイレに気軽に行けない真ん中の席💦

いつもの格安航空よりもふかっとした椅子、飲み物の提供があって嬉しかった。

Wi-Fiもあるし、充電もできる。

地響きを上げて、飛行機が全力疾走を始める瞬間。わたしはいつも、頑張れ!と応援してしまう。

疾走した飛行機の羽が少しずつ斜めになって、ふわっと浮き上がる瞬間、

飛んだ!

っと毎回感動する。そして少し怖い。

なぜ、こんな大きな乗り物が空を飛ぶのだろう、いまだに、その仕組みがよくわからない。

さっきまで、モノレールから見ていた海の上を飛行機で旋回している。

工場が立ち並ぶ東京。

羽田からのフライトは成田とは少し違うんだな。

わたしはまた、龍馬さんに会いに行く。

こんなふうに空を飛んで、高知まで2時間で行けるなんて、驚くだろうなぁ、そして、絶対に乗りたい!って言うだろうなぁ、教えてあげたいな。と思った。

4度目の高知、息子の4年間に触れる

高知龍馬空港は二階建ての小さなビルで、飛行機から降りると、すぐに出口だ。

地方空港の手軽さが好き😊

一階ロビーでは、各レンタカー会社のカウンターがあって、予約していることを伝えると、なんと、車で送ってくれるとか!

早速借りた軽自動車に乗り、市内を流してみる、とは聞こえはいいが、あっちこっち、間違えて息子との約束の時間まで乗り回して過ごしてしまった。

何をしているのやら…

今回でなんと4回目となる高知。

もはや、我が故郷に帰ってきたような安心感がある。ただいまぁ。

島崎和歌子さんのポスターに挨拶をする。

空港の手荷物が流れてくるところ。先頭は、カツオです笑。思わず、パチリ📸

息子と待ち合わせして、魚類の試験場を見せてもらえることになった。これは貴重だ。

美しい物部川を渡る。

水面がキラキラと輝いている。

「わあ!綺麗だね!」

もう当たり前になっちゃったよ

毎日通ってるからね

落ち着いた様子で息子が言った。

当たり前、ねぇ…

大学の試験場に着いた。工場のような外観。

中に入ると、蒸し暑く、魚のにおいがもわ!っと覆い被さってきた。

「わあ!暑いね!これは、真夏は大変だね。」

こんにちは!作業中の学生さんにご挨拶。

「あ、母です。すんません、見学で…」

恥ずいな、と言いながら、案内してくれた。

両手を広げたくらい大きな丸い水槽に魚が高速で泳いでいる。

「サバだよ、前はもう少しいたんだけどさ。」

カツオの孵化したばかりの稚魚、飛び跳ねて餌をねだる真鯛、ヒラメ、などなど

これは餌をあげるの大変だわ。

おいしい魚の研究室と魚の病気の研究室があるのですって。

「とにかく、生き物相手だからさ、実験室だけじゃなくて力仕事があって大変よね。」

と少し関西弁ぽい調子で言う。

大きな水槽の周りを説明しながら案内してくれた。こんなに親切に一つ一つ教えてくれるなんて…

4年間の充実した時間を感じた。

今日は、試験場の作業を早めに終わらせて、わたしに付き合ってくれると言う。

なんと、彼女ちゃんにも会ってほしいということで、2人で迎えにいった。

くりっとした目に人懐こい笑顔が印象的なかわいい女の子。

「こんにちは!母です😊ウフフ」

2人でお店を考えてくれて、地元のお魚料理が有名なレストランに着いた。

「わあ!あの人の、見て、すごい!」

思わず言ってしまった。

魚の頭がついた、大きなお刺身の盛り合わせ。

私たちもあれにしよう…👀

ご飯もたっぷりで、お腹いっぱいです

息子たちは天ぷらもついた盛りだくさんのセット、私はさすがに無理、と天ぷらははずした。

新鮮なお刺身は、どれもおいしく、こんなに厚切りでいいのか、と思うくらい。

なんていい国。

彼女ちゃんの地元の話や、2人の研究室の様子、これからのこと、お話しできて楽しかった。

途中、息子がトイレに立ち、ふたりになった。

「(彼は)よくお話ししてくれますね、わかりやすいです。私もおしゃべりだから、半々くらいですね。」

ふたりの普段の様子が想像できて、微笑ましい。息子を選んでくれた人に会うのって、嬉しいものだなぁ。

やがて席に帰ってきた息子と私の親子の掛け合いを見て、

仲がいいんですね、と笑っていた。

「関東に来たら、遊びに来てね、無理しちゃだめよ。😊」

「はい!絶対に行きます!」

笑顔で言ってくれた。春から、2人は東京でそれぞれ就職が決まっているのだった。

親元から離れて関東に来る彼女ちゃん。

時々、力になれたら、と思った。

ここで、研究室に行く彼女とはお別れ。

私は、息子の案内で高知を巡ってみることにした。

次回、息子と巡る桂浜と仁淀川へ。第2話に続きます。

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