整骨院で整える、働く体|慢性期病棟ナースのリアルメンテナンス習慣

※この記事では、日常の中でふと感じたことや人生についての想いをエッセイとして書いています。

続く膝の痛みと、迫るマラソン大会

以前、整骨院でメンテナンスしていることを書いた。

ケアしながらも左膝の痛みは続いていたので、ジョギングを制限してきた。

お風呂だけ入るジムタイムが続く。ちょっと、つまんない。

だけど、前に良くなったな、って思って、無理をしたらまた痛くなって、今回は1ヶ月近くも調子が悪い。月末には、甥っ子と約束したマラソン大会が控えている。調子を整えねば。

突然の腰の痛み、そして整骨院へ

それに。大変困った事態になった。慢性期病棟に異動して3日。

ビィーーーン!

突然、腰に今まで感じたことのない痛みが走った。

え?

でもぎっくり腰ではない、動作はできる。だけど、この痛みは、やばい気がする。

明日も日勤が続く。どうしても今日中に先生に会わねばなるまい。

先生のひと言に救われる

帰りの急行列車に飛び乗る前に電話をかける。

先生!!腰が、腰が痛いんです。みてもらえませんか、今から急いでいきますから!!

と懇願した。

あ、大丈夫ですよ?そんなに急がなくったって。18:00には駅に着くんでしょ?間に合いますから。

先生はゆっくりと言ってくれた。助かった!天の助け。

ヒィヒィの体でヒョコヒョコ歩いて到着。最後の患者だ。

なんか、左の腰が痛いの。ほんとに。どうしよう、明日も仕事なんですよー、やめられないんですよー

私はシングルだから、腰を痛めたら生活が成り立たない。介助できないナースなんて役に立たない。

まぁ、落ち着いて。と先生が後ろからバランスや腰の様子を見てくれた。

なるほどね、うん、ぎっくり腰まではいかないけどね。ケアしていかないと、お仕事がお仕事だからね。

そう言って、マッサージタイムに入った。

体の使い方を教えてくれる場所

どんなタイミングでもぎっくり腰の危険はある。先生の患者さんで、スノボの板からブーツを外そうとかがんで、留め具を外した瞬間に、ビィぃぃぃん!ときて、そのまま動けなくなったというエピソードもあるそう。

ピンポイントでぐいぃ!と押されると、涙が出るほど痛い。

先生は、筋肉を触るとどこに負担がかかっていて、左右差があるのか、どんな姿勢が取りにくいのか、それはなぜなのか、わかるらしい。

ベッド柵をしたまま、腰をかがめて作業する姿勢が腰に負担がかかる。患者さんに近づき、そして股関節が柔軟に動くことでスムーズで負担のかからない動きにすることができるのだ、と教えてくれた。

股関節や肩関節は、骨のお椀に先が丸くなっている骨が合わさって、ぐるぐる自在に動けるようになっている。だから多彩な動きを出すことができる。

この柔軟性が何らかの影響で阻害されると、他の部位(腰など)の筋肉で補おうとするから過度な負担がかかる。筋トレよりもこの柔軟性をつけることのほうが、先決なのだという。

気づけば、私だけがしゃべっている

イテ!と思いながらも、質問が後から後から湧いてくる。先生は、掘っても掘っても湧いてくる不思議な泉なのである。面白くて、ついついおしゃべりになってしまう。

先生は1人で切り盛りしている。ベッドはカーテンがかかっているベッドが二つ。1人が電気を流している間、もう1人を施術する。

私の施術が終わって、電気を流している間、隣の人のケアをしている時間、ほとんど先生の声しかしなかった。

こうして質問しまくっている患者は、私だけのようだ。

とようやく気がついた。

しかし、やめられない。笑 だって、先生は私にアハ体験をさせて脳に快感を与えてくれる貴重な存在なのだから。

働くための体を守るということ

はいぃぃ。ありがとーうございましたー

電気が終わると、先生がいつもの変な抑揚の終わりの言葉をかける。

腰のケアと、マラソン大会出場のメンテナンスのために、しばらくお世話になりそうだ。

この日、急いで薬局へ行って、ゴムベルトを買って使っている。いくらか、マシになった。

働く体とどう付き合っていくか。

しばらく、この整骨院タイムは続きそうです。

これからも私のメンテナンスをよろしくお願いいたします。

整骨院シリーズ1はこちらです。よろしかったら、どうぞ

▶︎癒しとちょっとしたアハ体験― 走る私の体メンテナンス、整骨院という選択 ―

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