僕の生活 ごま助|保護猫が見た家族のかたち

僕は、病院の近くで生まれた。

たぶん。あんまり覚えてないけど、気がついたら病院にいて、外にいる人間たちからご飯をもらってたんだ。

僕を生んだママは「くるみ」って名前で、今のお母ちゃんの友達の家にいるんだって。

ほんとかな。

僕は白と黒のぶち猫。

黒いマントを背負ってるみたいに、黒いほうが多いんだよ。

頭はきちっと斜め分け。人間みたいにね。

鼻の横に黒い点があるからって、お母ちゃんのちょっと面白い息子が「ごま助」って名前をつけてくれた。

ちゃんと人間みたいに、漢字というやつも入ってる高級な名前だ。


お母ちゃんは、プレゼントをあげるとき、

「ごま助CEOより」ってサインする。

本当はお母ちゃんが用意してるのはわかってるけど、

このほうがいいんだって。

僕はスマートな顔立ちだからね。

みんな「ありがとう、ごま助CEO😭」って言うよ。

気分がいいな。


僕はね、病院でしょうこさんってお姉さんに拾われた。

っていうか、突然捕まえられたって思ったから、暴れちゃったんだ。

怖かったの。

でも毎日、ご飯をくれて、目薬もさしてくれて、

だんだん見えるようになった。


しょうこさんの家には、前から住んでる大きな猫が2匹いた。

僕は怖くて、何回も挑戦しては怒られてた。

だから、妹と一緒に別の部屋で暮らしていたんだ。

そんなとき、今のお母ちゃんが僕たちを引き取りたいって言ってくれて、

家族になった。


行ってみたら、お母ちゃんのほかに、若い人間が2人いた。

女の子は、プチ子。人間界でも小さいサイズらしい。

男の子は、リュー。みんながそう呼んでる。

リューは、あんまりしつこくしない。

たまに急に覗き込んでくる、ちょっと変なやつだ。

最初は一緒に住んでたけど、しばらくしたら帰ってこなくなった。

オスだからな、自分の縄張りを作ったのかもしれない。


プチ子は、しつこい。

「かわいい!」って言いながら、ぎゅっと捕まえてくる。

あれは困る。

僕は捕まるのが苦手なんだ。

ドキドキして、手と足がパァ!って開いちゃう。

でも、無理に逃げたらケガさせちゃうから、

少しだけじっとしてやることにしてる。

えらいよな、僕は。


プチ子はよく昼寝する。

そういうときは静かだから、そばに行くんだ。

あったかくて、いい匂いがする。

たまに毛づくろいしてやることもある。

お兄ちゃんだからな。

でも人間ってやつは、頭しか毛がない。

他は、禿げてる。


僕には妹がいた。

キジトラのかわいい子だった。

でも、お母ちゃんがいないときに遊んでいて、

悪いものを飲み込んでしまったみたいで、お空に行ってしまった。

プチ子は泣いてた。

お母ちゃんは仕事でいなかった夜だった。

今でも、ときどき悲しい顔をする。


僕だって寂しかったけど、

みんながそばにいてくれたから、うれしかった。

それから、お母ちゃんはもっと僕に甘くなった気がする。

ちょっと遊んでるだけで、すぐ取り上げるんだ。

もう子どもじゃないのにさ。


ある日、プチ子が大きな黒い目の男の人を連れてきた。

しつこくしてこないし、じっと見てこないし、

なんかよくわからないけど、悪くないやつだと思った。

だから、触らせてやった。

優しく撫でるし、追いかけてこない。

いいやつだな。

僕の直感は当たるんだ。


そいつは、たびたび来るようになった。

僕が「ヨォ!」って挨拶してるのに、

プチ子がジャマする。

どうやら、プチ子もこいつのことが好きらしい。

ずるい!って言ってる。

やきもち焼きだな。


でも僕は、その頃ちょっと怒ってた。

だって、プチ子が突然帰ってこなくなったんだ。

夏の暑い日だった。

女の子なのに、どこ行ったんだよって、心配してたのに。


しばらくして、ひょっこり帰ってきて

「ごまぁーー!!」

って大きな声で抱きついてきた。

勝手すぎるだろ!

って思って、僕は押し入れにこもってやった。


さすがに、プチ子はしゅんとしてた。

ちょっと冷たくしすぎたかな、とは思ったけど。


そのあと、しばらくして、お母ちゃんとプチ子、それからあの男の人が一緒に来た。

プチ子とそいつ、なんだか、僕と妹みたいにくっついてる。

ああ、新しい縄張りを作ったのかもしれないな。

それなら、まあ、許してやるか。


そういうわけで、今はお母ちゃんと僕の家だ。

お母ちゃんは、朝になると飛び起きて、どこかへ行く。

タンスに登ったり、ズボンを引っ張ったり、

でんぐり返しをしても、

「いい子にしててね」

って言って出ていってしまう。


拗ねて押し入れに入ったこともある。

でも、ドアのすき間から見たら、

玄関で振り返ってくれた。

…早く帰ってきてね。


最初は寂しかったけど、慣れれば気楽なもんだ。

好きなところで昼寝できるし、

お母ちゃんは暗くなると帰ってくる。


「お母ちゃんだよーー!」

って毎日言う。

わかってるのに。


僕も嬉しくて、頭突きとでんぐり返しを何回もやる。

「かわいいね」っていっぱい言ってくれる。

でも、チュールは出てこない。

前はあったのに。

太ったから、だってさ。


お母ちゃんは言う。

「デブは嫌いだよ」

って、ラピュタのドーラみたいな声で。


お母ちゃんは、僕が赤ちゃんの頃にいた病院の「かんごし」だ。

何してるかは知らないけど、

太ってるといろいろ大変なんだって。


たまに、夜になっても帰ってこない日もある。

でも、プチ子みたいに何日もじゃない。

朝には帰ってくる。

だから安心だ。


そういう日は、なんだか眠そうで、

朝からずっと寝てる。

餌を捕まえるのに、夜までかかったのかな。

お母ちゃんは、餌を捕まえるのがヘタなんだ。

僕は知ってる。


大好きなお母ちゃん。

ずっと一緒にいようね。

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ごま助の目線で、家族の時間を見てもらいました。

また、ときどき僕の話、聞いてくださいね🐾

愛猫:ごま助
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