私は職業柄、入院患者さんを受け持つと「看護計画」を立てます。患者さんがどんな疾患であるかをベースにして、個別にどんな問題を抱えていて、どのようになっていくのが目標なのか、ということを考えます。
看護目標は、人それぞれです。同じ疾患を抱えていても、そのステージ、生活背景や家族などのサポート体制の強弱、本人の希望や年齢など、、考えるべき条件はたくさんあって、無理をした高すぎるゴールは机上の空論になってしまって現実にそぐわないし、この入院ではどこまでを解決して退院できるか・・・
悩ましい問題です。
精神科では特に、患者さんからの情報収集が欠かせません。私たち看護師は、患者さんにとって「安全に自分の気持ちを吐露できる存在」であることが求められていると思っています。
自分のつらかった体験、弱さ、悲しみ、本当は言いたくないこと、認めたくないこと、負の感情をよく知らない人に話すことは、本当に勇気のいることですよね。
なぜ、話すことが怖いのか。それは、批判されるかもしれない、わかってもらえないかもしれないって恐れだと思うのです。この人は、自分を攻撃しないだろうか?受け止めてくれるだろうか?
患者さんはいつも、私たち看護師を観察しているのかな、とも思います。
安全に自分の気持ちを言語化して伝えることができる。
これも、看護目標になりうるものです。え、そんなこと?って思うかもしれませんね。
でも、これさえも、できなかった人たちがいるのです。
相手を安全だと感じることができなければ、怖くて言葉にすることはできません。
安全とは信頼だと思っています。
この人を信じてみよう、と思わせる真実が見えるかどうか。
最近、息子は彼女ができたらしい。彼女の家に遊びに行って、一緒にご飯を食べたり、お礼にお掃除したりしてる、なんて話をしていました。
嬉しいのか、頼んでいないのに彼女ちゃんの写真を送ってきたりと微笑ましい。
家を出てから3年。お金の相談以外は電話して来なかったのに、先日初めて電話したいと言ってきた。就活やら、将来のことやら、彼女とのことやら、若い彼には悩みも相応にある。
友達関係が長かった彼女。いい話だけではなくて、言いにくい、つらかった話も息子くんには話しているようなので、親バカながら、そうか、君は「話をしてみたいと思われている、安全な彼氏」なんだね。と思ったら、なんだか嬉しかった。
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私のブログでは、子育て卒業後の”自分らしい毎日”をテーマに、看護・家族・猫・ポタリングなど、日々の小さな挑戦と気づきを綴っています。
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