初春の佐倉ポタリング|佐倉順天堂と佐倉城址公園、幕末の歴史を巡る

※ポタリングとは、目的地や速さにこだわらず、景色や寄り道を楽しみながら自転車でのんびり走ることです。

千葉県佐倉市の城下町を巡る歴史ポタリングコース

・コース:京成佐倉駅 → 佐倉順天堂記念館 → 武家屋敷 → 佐倉城址公園 → 印旛沼風車 → 京成佐倉駅

・走行距離:13.9km(実測)

・所要時間:半日〜1日(観光・見学・食事込み)

・難易度:★★☆☆☆(初心者〜中級者向け)

※駅周辺は坂道あり。佐倉は起伏のある城下町なので、ゆるやかなアップダウンが続きます。歩いて見学する時間も多め。春や秋がおすすめ。

・見どころ:佐倉順天堂記念館(幕末医療)、武家屋敷、佐倉城址公園、堀田正睦像、印旛沼の風車

・おすすめ季節:春(梅・桜)/秋(紅葉)

歴史散策が中心なので、距離よりも“立ち止まる時間”が長いコースです。

京成佐倉駅 9:45集合

都心から京成線に乗り、うつらうつらと自転車を抱えながら電車に揺られる。

佐倉に近づくにつれて、田園風景の先に小高い森が見えてくる。

線路は緩やかにカーブを描いて終点、京成佐倉駅に到着した。

佐倉順天堂記念館で幕末医療に触れる

佐倉は思ったより坂のある町。駅からすぐに結構な坂を登り降り、佐倉順天堂記念館に到着。

ドラマ「仁」の撮影にも使われたというノスタルジックな佇まい。

緩やかにカーブを描いた瓦屋根の広い玄関から靴を脱いで上がる。

今回も神ガイドさん発見!さっそくふたつ返事でお願いしました。

まず、目に飛びこんで来るのは、正面に大きく据えられた順天堂の文字。

現代の順天堂病院の源流とも言える、佐倉順天堂。

初代の佐藤泰然が、幕末に西洋医学を求めて長崎に留学して学び、やがてこの佐倉の地に

蘭医学塾を作り、多くの医学生を育てた。

順天とは、自然の流れを理解し、それに従って治療する、と言う意味があるのだとガイドさんが教えてくれた。

人間の持つ自然治癒力を信じて高めていく、というナイチンゲールの思想にも通じるものを感じた。

邸内には、当時使われていた医療器具が並んでいたが、大工道具と思われるような器材。

「え?これ、ですか?だって、のこぎり・・・。」

「はい、そうなんです。これを熱して使っていたそうですよ、止血する時は焼くんですね。」

「え!!ま、まさか麻酔なしじゃないですよね?」

「麻酔はしていなかったです。」

ギェーーーー!!信じられん・・・。

悲鳴が上がる。

舶来品の薬品の瓶、手書きのオランダ語の辞書が並び、まさにドラマのような世界。

当時の人々が、懸命に西洋医学を吸収して自分たちのものにしようとしていた熱意を感じる。

手術メニューなるものも存在する。

帝王切開、白内障、癌切除など、当時とは思えない外科手術が並んでいる。

もちろん、現代のような感染症の知識もなく、不幸にも亡くなる人も多かったそうである。

それでも、お金持ちだけではなくて、分割でも医療費を受け付けていて、万民に開かれた医院であった。

順天堂医院には、幕末の歴史も絡んでいる。新政府軍と幕府軍の戦いに巻き込まれて、順天堂の医師たちは、それぞれの医療チームとして働いたこともあった。

記念館の隣には、院長の二代目・佐藤尚中の系譜を受け継ぐといわれる佐倉順天堂医院が、今も地域医療を続けていることに驚いた。

武家屋敷に漂う早春の空気

さて、のんびりと佐倉城に向かって自転車を走らせて行く。

そろそろお腹の虫が鳴き始めるころだが。

武家屋敷に到着。

この日は、少しずつ気温が上がってきて、春らしいゆるやかな空気が流れている。

白梅や、薄ピンクや濃いピンクの紅梅が、春の訪れを告げている。

他の木々はまだ葉を落としたまま。

この、わずかな早春の時間が、愛おしく感じる。

武家屋敷、と聞くと、長い廊下があって、座敷がたくさんあって、とにかく広くて…と想像していたけれど。

遠慮がちな小さな門をくぐると、こじんまりしているけれど、手入れが行き届いた品のあるお庭と、さっぱりとした素朴な屋敷が三軒連なっている。

 

 

畳のお部屋には、受け継がれてきた甲冑。武士の高潔な精神が漂っている。

使い込まれた土間や、光る台所の床板。

確かにここで生活していた人々の気配がする。

ここに座って、手入れをした植木を眺めたり、お茶を楽しんだりしたのだろうか…

またしても、私はしばし往時の生活に想いを馳せる。

仲間たちも幸にして歴史が好きで、毎度わたしに余白の時間をくれるのだが、時間を忘れてしまってスケジュールが必ず押してしまう。

でも、怒る人もいないから、気軽だよね、と笑い合える。

武家屋敷の玄関に佇む猫さん

佐倉城址公園と堀田正睦まさよし

佐倉城址公園は、空堀を残すのみである。今は、子どもたちが笑い声を上げながら追いかけっこをして遊んでいるのが見えた。

本丸への道にかつての城主の堀田正睦の像が立っている。

堀田正睦は、幕末という激動の時代に開国を進めた老中です。

西洋の学問にも理解があり、西洋医学を学んだ佐藤泰然(順天堂の創始者)を佐倉に招いた人物でもあったそうです。

隣の国立歴史民俗博物館は時間的に次回に持ち越し。ここに寄れば、もっと深く味わえたはず!惜しい!!

印旛沼の風車へ

すでにもう13:30、限界だ!と町中華に駆け込み、腹ごしらえを。

急坂を少し頑張って登り、京成線に沿っていけば、印旛沼の風車が見えてくる。

とにかく大きい!

中に入って構造を見ることもできる

歯車も柱も全て木製!風で回るたび、歯車がかみ合って動力が生まれるのだ。

すごい知恵だなあー!

ポタリングは、わたしの好奇心をいつもいっぱいに満たしてくれる。

帰り道で甘いものを、と思ったけれど、佐倉駅前に喫茶店は見当たらず…

今回はスイーツタイムはお預けになりました。

今回の巡ったコースを掲載しています。興味がある方は、ぜひ行ってみてほしいです!

🌹 このブログについて🚴‍♀️

私のブログでは、子育てを卒業したあとの「自分らしい毎日」をテーマに、

看護・家族・猫・ポタリングなどを通して、小さな挑戦や日々の気づきを書いています。

ポタリングは、私にとって小さな冒険。その記録も、少しずつ増えています。

ぜひ、ほっと一息つきながらご覧になってくださいね。☕🐾

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