看護学校への入学を迷っているあなたへ。
私は41歳で看護学校に挑戦したシングルマザーです。当時は、中学生と小学生を育てながらの決断でした。
学費や生活費、子育てとの両立、勉強についていけるか、そして「年齢の壁」…たくさんの不安がありました。
それでも思い切って挑戦した今、心から「やって良かった」と感じています。
この体験を通して、同じように迷う方に勇気を届けたい――そんな思いで書きました。
離婚して1年間、考えた看護学校への道
2014年の秋。看護学校に行くことを決めた雨の日を、私は今でも覚えています。小学生と中学生の子どもが2人いた私は、仕事を辞めてまで看護学校へ行って、やり切れるかどうかを1年間、迷っていました。
このまま今の仕事(医療事務)を続けていて、家計は本当に成り立っていくのだろうか?児童扶養手当も、いづれ減額される時が来ます。子どもたちが、高校や大学に進学したいと言った時、できるだけのことをしてあげたい。
「今なら、まだ間に合うよ。あなたなら、がんばれるよ。」
背中を押してくれた看護師さんがいました。しかし、本当に走り切ることができるだろうか?
途中で力尽きては、借金が残るだけで、ますます苦しくなるだろう・・・。
資金繰り、生活、子育てと勉強の両立、迷いの元はたくさんありました。でも、私は、40歳、やるなら最後のチャンスだ、やらないで後悔したくない、自分を信じる心、あるのみ。
周囲からの反対も、すでに覚悟のうちだった
私は走り出しました。周りからは反対の声が聞こえてきました。
「子どもがいるのに」
「40歳からなんて、大成しない、遅すぎる」
だけど、そんなことは、この1年間悩んできたことばかり。人の言葉で逡巡する段階は過ぎていたし、言われて迷うようでは完徹できないと強く思っていました。
そして、41歳。看護学生としての生活が始まる
通学や実習を考えれば、隣町の看護学校一択。働きながら2年間で卒業できる准看護師と迷ったが、年齢的にも最短で正看護師を目指す方がいい、と看護師の先輩からアドバイスされ、翌年の春に退職して、正に背水の陣で学生生活をスタートさせたのでした。
桜が満開の青い空が広がっていた。入学式。式の前に、練習、と全員で息を合わせて起立、礼!着席、を何度も繰り返しさせられる。…えらいとこに来てしまったのではないか??全員がそう思っていたに違いない.
新入生は40名の1クラス.4分の1程度が社会人組だが、私が最年長だった。
そりゃ、そうだよね。
それでも、「ここまで来たんだ、絶対にがんばるぞ!」という気持ちでいっぱいでした。
波乱の3年間の幕が開いた瞬間でした。
「遅すぎる」なんてことは、本当はない
恩師の言葉に、「やろうと思った時が、いつでもスタートになる」があります。私の座右の銘になっています。
あの時は、ただ必死でした。子どもたちと、自分の生活を守るために飛び込んだ、失敗は許されない道だったからです。
でも、結果的にこの決断は、私の人生を大きく動かしました。
私が、41歳で再出発できたように、あなたにもきっと、新しい一歩が踏み出せるはずです。
次回以降は、看護学生としてのリアルな日々や子育ての両立の葛藤をお届けします。それでもやってこれた理由を一緒に探してみませんか?
今日も読んでいただきまして、本当にありがとうございます。コメントをいただけたら嬉しいです。コメント欄は下にあります。🐈⬛🐈⬛

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