ポタリングしていると、親子連れの自転車をよく見かける。
子ども乗せ自転車の進化は目を見張るものがあって、つい、目で追ってしまう。
揺れる荷台の記憶
私が子どもの頃は、ママチャリの荷台に座布団を紐でぐるぐる巻きにくくりつけて、
さあ、とばかりに荷台にまたがり、運転手の母の腰にしがみついていた。
「いい? 行くよ?」
「いいよ!!」
そんな掛け声で、出発していた。
ちょうど、トトロの場面を思い浮かべてほしい。
あれは、もう少し前の時代だけど。
ガタガタ揺れる荷台。
抱きついた母の温かい体温と、自転車を漕ぐ振動が伝わってくる。
眠ってなどいられない。笑
緊張感のある、でも楽しい時間だった。
乗せる側になって
私が子育てを始めた頃は、背中の半分くらいまでの背もたれと、足を乗せるステップ、
そして小さなハンドルがついていた。
子どもが私に触れることがなかったので、
ちゃんと起きて乗っているか心配で、
ときどき振り返ったり、話しかけたりしていたっけ。
子どもが二人になったときは、
前のハンドルに引っ掛けるタイプの椅子をつけて、三人で乗っていた。
息子が大きくなると座高が高くなって、
キュウイみたいな頭の横から前を見て漕いだりして。
いまからすると、怖いもの知らずだったな、と思う。
子どもたちは自転車が大好きで、
家に着いておろそうとすると、
足を絡めて「降りたくない!」と泣いて困った。
いまの子ども乗せ自転車を見て
現代の子ども乗せ自転車は、電動でスイスイ進むし、
コックピットみたいに、すっぽりと頭までサポートされている。
ビニールで風除けまでついていて、
ウトウト眠っている子もいる。
でも、危ないなぁ、と思うこともある。
もし、運転手がバランスを崩したとき……。
ひらり、と飛び降りた日
母がまだ若いおばあちゃんだったころ。
幼稚園児の娘は、
「ドンギン(どんぐり)コロコロ、ドンギンこー!」
と、大声で歌いながら、ご機嫌に二人乗りで出かけた。
「ばーば、自転車で転びそうになったんだよー!」
帰ってきた娘が、開口一番に言った。
「え?! ほんと! ケガしたの?」
「ううん。ひらって降りたから、だいじょうぶ!」
ちょっとね、ふらっとバランス崩しちゃったのよ、危なかった。
そしたらね、さすがね、ひらり! と自転車が倒れる前にこの子、飛び降りたのよ〜。
すごいわねぇ〜。
明るくマイペースな母らしく、
感心するところが、ちょっとズレている気もするけれど。
ふたりはニコニコしている。
すごい、確かに。目に浮かぶようだ。
ぼんやりしていた私なら、ケガしていたかもしれない……。
そう思った、あの日のことを思い出した。
それでも、考えてしまうこと
きっと、たくさんの工夫が重ねられて、
今の子ども乗せ自転車はできているのだと思う。
それでも、もしものとき、体をどう動かすのか。
体を離すという選択肢は、残っているのだろうか……。
そんなことを、ふと考えながら、
今日もペダルを踏んでいる。

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