[猫あるある]ごまさんの膀胱炎その後

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※この記事は

**「猫あるある ごまさんの膀胱炎 その1」**の続きです。

最初の異変や受診までの経緯は、こちらに書いています。

▶︎【猫あるある ごまさんの膀胱炎 その1】

抗生剤を飲み終えても、良くなるどころか悪化していくごまさん。

頻尿、出ないおしっこ、聞いたことのない鳴き声…。

夜勤明けの夕方、これはおかしいと直感して駆け込んだ動物病院で告げられたのは、

**命に関わる「尿閉」**でした。

飼い主として、できることは何なのか――必死だった数週間の記録です。

聞いたことのない声で鳴くごまさん

最初の病院で、

「細菌性の膀胱炎でしょう、お薬出しておきますね。」

と、抗生剤を出してもらって帰ってきた。

ところが・・・、抗生剤を飲み終わっても頻尿はひどくなっていき、尿量も減ってきた。

夜勤から帰ってきた日の夕方、トイレに何度も入っては出てきて、

「アオぉわーん!」

と聞いたことのない声で鳴いて、「フゥゥゥ!」と唸っている。おしっこは出てない。

おかしい!絶対に!!何かが起きている!!

直感しました。

嫌がるごまさんをキャリーに入れて、近くの動物病院を検索。電話をしたら、

「20時までにきてくれたら診ます」

時刻は19:40を回っている。

「行きます!今すぐ!!」

叫ぶように電話を切り、車に飛び乗ってギリギリ5分前に滑り込みました。これが、今の主治医との出会いでした。

処置室で見守ることしかできなかった時間

エコー検査と診察でわかったのは、膀胱壁が荒れて、その細胞が詰まって尿閉を起こしていたということ。

わたしも処置室へ呼ばれて、ごまの体を固定する。髪の毛くらい細い尿道カテーテルを先生が何度も通そうとチャレンジしてくれました。

入っては、生理食塩水が押し戻されてカテーテルが抜ける、ごまさんはつらくて唸っている

「大丈夫、大丈夫、がんばれるよ」

体を支えながら、看護師さんが何度も勇気づけてくれました。

ごまちゃん、がんばって…

祈る気持ちで処置を見つめていました

まだ3歳だから、ずっとこれからも病気しないで10年くらい一緒にいられるって当たり前に思ってた…

「あ!通った!」

尿道から、おしっこが流れ出た瞬間でした。

もし、あの日が夜勤の日だったら、命をおとしていたかもしれません。尿閉は命に関わる病態です。

ギリギリの時間に駆け込み、処置が終わったのは22時を回っていました。みんなヘトヘトだったと思います。だけど、診察室から帰ってきたごまさんは、お尻を綺麗に洗われてふわふわの状態でキャリーに入れられていました。これには本当に感動しました。

おしっこで汚れちゃったから、家に帰ってからきれいにしてあげないとな、と思っていたんです。2時間も残業してくれて、さらにきれいに洗ってくれたなんて・・・

こういう真心が人をつなぐんだな、と同じ看護職として感じました。

原因は「細菌」ではなく「ストレス」

結局、原因は細菌ではなく、特定できないことから、ストレス性の膀胱炎(特発性膀胱炎)とのことでした。

息子や娘が家を出て、夜勤でのひとりぼっちの夜もある。少しずつごまさんの寂しさやストレスが積もっていたのかもしれません。

そこから始まった”ごま助最優先生活”

先生におすすめしてもらったフードに切り替え、尿のpHバランスを保つために、おやつは禁止して様子観察の日々。療法食はお薬と一緒なので、他の食べ物を与えてしまうと意味がなくなってしまうのだそうです。

病院では鎮痛剤投与の他に、精神安定剤も処方されました。

それでもすぐに再発して、10日後には血尿が出たり、尿量が減って、夜間に落ち着かなくなってしまって、夜間救急に2回駆け込んだりと、一進一退の緊迫した日々が続きました。

日々のケアはできること、思いつくことを全てやりました。

毎日、お腹を温めるために白湯を朝夕出す

ホットカーペットをつけて身体を温める

寂しくないように薄明かりをつけて出勤

トイレは1週間ごとに丸洗い、砂を全取り換え

夜勤を交代してもらって3週間は一緒に寝る

夜勤の日は娘に来てもらう

好きなポタリングやお出かけは、最小限にして、出かけても日暮前に帰る

「ここまでやる?」って思うほど試しました。ごまさんが苦しい思いを2度としてほしくないから・・・

そして1か月後ーーー回復!

先日、1ヶ月が経過して再診、

「順調に回復していますよ。」

先生が言ってくださいました。まだ油断はできないけれど、あの日の絶望を思うと、涙が出るほど嬉しかった。

ペット保険、入ってなかった現実

保険に加入してなかったので、毎回のお会計は20000円超えでした。

これは本当につらかったです。先の見えない治療、これからどのくらいかかるのかと思うと、私が治療費を出せないようになるのではないかと不安でいっぱいでした。

症状が安定したら加入できる保険はあります。しかし、今から保険に加入しても既往は補償対象外です

そこで・・・

「ごまさん貯金」を始めることにしました

毎月一万円を、専用口座「ごまにゃー口座」に積立していきます。

将来お金で治療を諦めないために…

飼い主となった責任を全うするって本当に重いことですが、かわいさには代えられません。

お母さんは働くよ!!☺️

今日のごまさんは・・

今は、お気に入りのホットカーペット➕こたつで平和に伸びています。

この姿を見られるだけで、幸せです。

🌷 このブログについて
私のブログでは、子育て卒業後の”自分らしい毎日”をテーマに、看護・家族・猫・ポタリングなど、日々の小さな挑戦と気づきを綴っています。

ぜひ、ほっと一息つきながらご覧になってくださいね。☕️🐾

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