病棟のおかあさん―精神科病棟で育ち直す若者たちと向き合って

私は、精神疾患があるとはいえ、人としてダメなことはダメ、と教えることにしています。

若い患者さんに多いけれど——

人の気持ちを想像できない、もしくは苦手な特性があったり、機能不全の家族のもとで育って、思いやりを知らなかったり、暴言を覚えてしまったりして、決して本人のせいではないことも多々あります。

それでも、この子にはわからない、と諦めたくないし、機能不全の家庭の子には、違う大人もいるんだと知ってほしいと思っています。

夜勤をしていると、スタッフは少ないし、できればおとなしくしてほしいと思うのが人情です。だから、叱らないでおく方が本当は楽なのですが…

10代後半から20代の若い女の子達が病棟に増えると、スタッフは警戒モードになります。

いつか、爆発するね…

最初は、楽しそうにおしゃべりして過ごしていたかと思えば、数日経つと、疲れた、あの子がくっついてくる、嫌なこと言ってきた、きっと嫌いだと思ってるんだなど、必ずと言っていいほど、やかましくなります。

人との距離の取り方がヘタな子が集まっているのだから、トラブルは起こりやすい。

二十歳過ぎているのに、小学生女子のような争いをしている…笑

裏を返せば、こういうイザコザを経験することができなかった、または、対処する方法を見つけることができずに、年齢を重ねてしまったんだよね、と同僚がポツンと言った言葉が腑に落ちました。

仲良くしたい子がいて、独占したくて、他の子を遠ざけたくて、嘘をついてみたり、悪口を吹き込んだり、目配せしてみたりと忙しい。

ここは、やり直し、または初めての対人関係の学校でもある。

昨日、夜勤に入って早々、女の子が来て、

「あの子に「死ねっ」て10回言われました。」

と私に言ってるのを見て、相手の子がすっ飛んできて、

「そんなふうに言ってません!!」

「嫌なこと、言ったじゃない!!」

口喧嘩を始める…

「どんな理由があったとしても、人を傷つけていい人はいません‼︎」

私が嗜めると、暴言を吐いた子は

「私だけが悪いって言うのね!だって、だって、ムカつくんだもん…」

といって泣き始めた。

何度も言いますが、これは二十歳を過ぎた大人の話です…

仲良くしたくてずっと一緒にいたくて、そういう子ができると、他の人がみんな邪魔になって、イジワルしてくると受け取ってしまう。

まだまだ、未熟。

この子達は、精神的な成長がとても遅いけど、でも成長してないわけではない。

お互いの気持ちを引き出して、言葉にしてそっと返すことで、相手の気持ちを想像させたり、反省を促してかんがえてみるように、と少し突き放す時もあります。

こういうことが積み重なって、いつか、芽を出してくれたら、少しだけ生きやすくなるのかな、と思っています。

こういう場合、男性看護師は嫌われると厄介なので、強く言わないらしく、

お母さんみたいですねぇ〜!

と感心している。

看護師として、感情を抑えて対応すべき時もあるけど、

暴言を吐かれた時は、

そういうこと言われたら、私、すごく傷ついたよ!と感情をあえて出してあげることもひとつのモデルとして必要かと思っています。

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私のブログでは、子育て卒業後の”自分らしい毎日”をテーマに、看護・家族・猫・ポタリングなど、日々の小さな挑戦と気づきを綴っています。

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