精神科ナースあるある|笑ってしまった大晦日

夜中にスイッチが入る、ごま助

猫は薄明薄暮性で、明け方と夕暮れ時に活動が活発になるといいます。

人間と暮らすようになると、夜間は眠るようになってきますが、
ごま助は、たまに夜中にスイッチが入って、
私がベッドに入ってからドタバタと暴れることがあります。

あまりにも落ち着いてくれなくて、
翌日が仕事の日は、やむなくケージに入ってもらうこともあります。

しばらくして、そっとのぞいてみると──
ちょこん、とおすわりして、こちらを見ている。
「何かありましたか?」とでもいう顔。

そしてトイレには……
文字通り、💩が必ずと言っていいほど、こんにちは。

なるほどね。しゃれている。

クソクソぉー!ってことらしい。

さっき、したのに、
なんとかもう一度、こんにちは、させてある。

大晦日の夜勤

大晦日に、夜勤に入っていた。

軽度の知的障害を持つ20代の女の子がいる。
彼女は、つまらないことがあると、すぐに警察に電話して、
死にたいと訴える、少し困った癖がある。

たまに暴れることもあり、
グループホームから入院してくることも度々だ。

でも、根は素直なので、
スタッフに相談してもらうためにも、
出勤日は声をかけるようにしている。

「あー!今日、夜勤なのー!やったあー」

最近は、私に会うとニコニコと喜ぶようになった。

「そうだよ。今日はね、大晦日だから、
 特におまわりさんは忙しいんだよ。
 困ったことがあったら、私に言ってね。
 電話して、お仕事の邪魔しちゃダメよ」

夜勤の始まりに、少し釘をさしておいた。

「うん。今日ね、お母さんが来たんだけど、
 忙しいから外泊、ダメだった」

「そう、残念だったね」

前から楽しみにしていたのになぁ。
内心、落ち込んでいるだろうな、とこの時思った。

消灯前のこと

消灯直前の21時すぎ、
彼女がナース室に来た。

神妙な顔で、言う。

「あのね、お腹痛いの。💩でそう。
 漏れたらどうしよう。
 妹がね、困ったら看護師さんに相談しなって」

「大丈夫? 下剤、飲みすぎたのかな。
 とりあえずトイレ行ってきて。
 困ったら、コールしてね」

と送り出すと──

「看護師さーん! タイヘーン!」

別の子が困った顔で現れた。

「あの子、漏らしちゃったんだって!」

え!?

急いでグローブをしてトイレへ向かおうと
ナース室を出ると、当人がこちらへ歩いてくる。

「え!? 大変だって聞いたけど。
 ズボン、汚れてないの?」

「うん」

本人は平然としているが、
周りの子たちは騒いでいて、トイレを見てと言う。

???

本人の下着やズボンは汚れていないのに、
トイレの床には、💩がこんにちは。

「ごめんね」

一応、当人は謝っている。

けれど、
これって、どーゆう状況で、こうなったの?
と思った瞬間、笑いがこみ上げてきた。

ごま助のクソクソ攻撃と同じじゃないの。
外泊に行きたかったのか……笑。

警察に電話されるよりはマシ。
不満をキャッチできて、よかった。

「スッキリした? もう寝なさい」

「うん!」

小さい子みたいな笑顔だった。

それも、ひとつのサイン

困らせてみたかったのかもしれない。
患者さんは、こういう試し行為のようなことをすることがある。

無意識なのかもしれないけれど、
これもまた、ひとつの自己表現。

「投げていいよ」

グローブを広げていたから、
こちらに投げてくれたんだと思う。
かなりの変化球ではあったけれど。

同僚は、
「今度から、ごま助って呼ぶからねー」
と笑っていた。

シビアなこともある医療現場に、
時々、笑っちゃいけないけど笑ってしまう出来事が起きる。

それが、精神科あるある🫶

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私のブログでは、子育て卒業後の”自分らしい毎日”をテーマに、看護・家族・猫・ポタリングなど、日々の小さな挑戦と気づきを綴っています。

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