秋晴れの気持ちの良い季節となりました。
松戸から柴又まで、歴史と文化、そしてグルメを堪能できるポタリングコースを走ってきました。戸定邸でのボランティアガイドとの出会い、矢切の渡しの船旅、帝釈天の荘厳な彫刻や参道の活気、そして山本亭の抹茶タイム。半日でもたっぷり楽しめる初心者向けコースをご紹介します。
今回のポタリング概要
- コース:松戸駅 → 戸定邸 → 江戸川サイクリングロード → 矢切の渡し → 帝釈天・参道散策 → 山本亭 → 金町駅
- 走行距離:およそ12km(走行時間1時間7分+休憩や寄り道で6時間程度)
- 所要時間:半日〜1日(観光・食事込み)
- 難易度:★☆☆☆☆(初心者向け)
※坂道は戸定邸前にやや急坂あり。他はフラットで走りやすいコース。秋でもサイクリングロードは日差しが強めで、暑さや日焼け対策は必要。木陰はほとんどありません。早めの時間に走り始めると良いです。 - 見どころ:戸定邸の歴史、江戸川の渡し船、帝釈天と参道グルメ、山本亭の庭園
- おすすめ季節:春(桜の戸定邸)・秋(紅葉の戸定邸)
松戸駅からスタート
今日はひとりでぶらりポタリング。松戸駅前でK3を組み立てていると、おじいちゃんが「ずいぶん小さいねぇ」と話しかけてきました。小径車はやっぱり注目👀されます。

戸定邸で歴史を感じる
小高い丘の上にある戸定邸へは、急坂になっています。途中の駐輪場へ停めて、ゆっくりと登ります。
落ち着いた佇まいの門をくぐるとすぐに歴史資料館。徳川昭武とパリ万博の深い関わりが紹介されています。
戸定邸では、おなじみの神ボランティアガイドさんを独り占め!


小さく見えた邸宅は、意外に広くて、留学経験のある昭武氏のこだわりが詰まった和洋折衷の庭園には、当時は珍しい芝生が貼られていて、広々とした空間が広がっています。
四季折々の樹木が楽しめるようにと、本人が買い付け、植樹した手作りのお庭。
同居した母のお部屋は、お印のスズメと竹をモチーフにした建具、美しい丸窓からは、紅葉が見えるように設計されています。お母様への深い愛情が感じられますね。
眼下には江戸川、当時は田園が広がっていました。兄の徳川慶喜氏もよく遊びにきていたそうです。
戸定邸と歴史館
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/28〜1/4) |
| 入館料(共通券) | 一般:320円 高校・大学生:160円 中学生以下:無料 |
※2025年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
ゆっくりしすぎて、お腹空いてきた…
江戸川サイクリングロードと矢切の渡し
江戸川サイクリングロードを走り抜けて、矢切の渡しへ
発見するまで苦労してしまいました。
サイクリングロードから坂道を降りると、舗装のない砂利と草の道…ん?
と思うのですが、林の向こうに、渡しがあります。迷ってぐるぐるしてしまいました。
「1人?自転車折りたたんで乗るなら、人間300円と100円でいいよ。」
と船頭さん。
やったぁー!
すいているときに限りますが、折りたたまなくても、そのまま乗船できます。
まっすぐ渡るだけかと思いきや、
江戸川の生き物や歴史を教えてくれる船頭さんと葛飾へわたる。
川鵜や亀、運が良ければイタチにも出会えるらしいです。小さな船旅気分。近い水面が気持ちよかったです。

| 大人 | 300円 |
|---|---|
| 子ども(小学生以下) | 150円 |
| 自転車 | 100円 |
※2025年10月現在の料金です。
帝釈天の門と参道のにぎわい
13時、柴又の帝釈天に到着。立派な山門がどーんと出迎えてくれます。境内の彫刻や庭園は必見。

名のある彫刻家たちが手掛けた仏教のシーンが見事に刻まれています。
仏のひらひらと揺れる羽衣、手を合わせる人々のしぐさや表情が、ひとつひとつ違っていて、見飽きない素晴らしさがありました。
奥の日本庭園は、縁側にベンチがあって、のんびりと過ごすことができますよ。
紅葉の季節は難しいかも。
お参りを済ませて参道へ出ると、名物のお団子や蕎麦、佃煮などのお店が立ち並び、活気にあふれています。
今回は「やぶ忠」で天蕎麦を注文。サクサクの天ぷらと、手打ちのお蕎麦をお店の2階席から参道の人々を眺めながら、いただきました。寅さんのテーマが店内に流れていて、雰囲気最高でした。
本当は「高木屋老舗」の草だんごも食べたかったのですが、お腹いっぱいで断念…次回のお楽しみにとっておきます。


活気に溢れた狭い小道を歩いていくと、小さな柴又駅が見えてきます。
旅に出る寅さんを見送るさくらの像。
映画をみたくなったなぁ
山本亭で抹茶タイム🍵
腹ごなしにと、自転車を押して歩いて山本亭へ。
凝った庭園に爽やかな水の音、ゆったりと鯉が泳いでいる。
縁側のある和の空間でお抹茶をいただきました。静かで上品な時間が流れる贅沢な場所です。


山本亭
- 見学料 100円 + 喫茶メニュー(抹茶は練り切りがセットですが、売り切れの場合あり。私はクッキーに変更になりました)
- 開館時間 午前9時から午後5時まで
- 休館日 第3火曜日(詳しくはホームページをご覧ください)
ゴールは金町駅
ふたたび、サイクリングロードに戻ると、西日になってきました。
金町駅でゴールとして、輪行で帰宅。
一日を通じて、歴史や文化、美味しい食事に触れられた大満足のポタリングでした!
まとめ
松戸から柴又までの今回のポタリングは、距離も短く坂も少ないので初心者におすすめのコースでした。
戸定邸の歴史探訪、矢切の渡しでの川越え、帝釈天と参道グルメ、そして山本亭の静かなひととき——。半日でたくさんの魅力に触れられる“小さな旅”です。
次回は桜や紅葉の季節に訪れて、今回食べられなかった草だんごも味わいたいと思います。
反省としては、のんびりしすぎて日が高く上がるとサイクリングロードは暑いです。スタートを1時間早くしたらよかったと思いました。
いかがでしたか?紅葉が深まってきたら、もっと素敵なポタリングを楽しめそうです。ぜひ、このコースを使ってみてくださいね。
私のブログでは、子育て卒業後の新しい毎日を探すヒントを発信しています。他にもポタリングや運動習慣の記事、お菓子作りなどを掲載。ぜひ、ご覧になってくださいね。
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