「どうしても、歯痒くて、怒っちゃう時があるんだよね」
リヨ君は、5歳の男の子のパパです。
仕事や勉強のほかに、子育ての先輩として、話を聞くこともあります。
蓮くん(仮名)は、心優しい男の子です。
もっと、小さい頃は、会うと、恥ずかしがってしばらくおとなしくて、さよならの時間にフルエンジン!みたいな子でした。
リヨ君にそっくりな、色白のイケメンです😊
保育園参観での出来事
かけっこの順番を決めるジャンケンで、確かに蓮君は勝ったのに、他の子が走り出して、驚いているうちに蓮君は最後に走ることになってしまいました。
その後、隅っこで不機嫌そうにしていて、先生にどうしたの、と聞かれても黙っていたままでした。
家に帰ってから、リヨ君が
「どうして言わなかったの、黙っていたら、誰もわかってくれないよ」
と言ったら、泣いてしまったのだそうです。
蓮君はひとりっ子で、不機嫌そうにしていると、大人からどうしたの?と聞いてもらえるし、配慮してもらえる環境なのが、リヨ君にとっては少し心配らしい。
サッカーの話
リヨ君がサッカー少年だったこともあって、蓮君もチームに入りました。サッカーって、体当たりして守ったり、人をすり抜けてシュートしたり、結構アクティブですよね。
そんな中、もっと積極的にっ!と思ってしまい、
つい、「もっと行け!」と、応援に熱が入ってしまうそうです。
蓮君は時に、泣いてしまうこともあるのだとか。
私の幼い頃と重なったこと
私は運動音痴で、逆に運動神経抜群の母。
運動会では、
「どうして遅いの、手をもっと振って!」
と言われる。
授業参観でバレーボールのレシーブができないとわかれば、
「特訓してあげる!」
と言われ、庭でレシーブの練習。
たまに、アタックも飛んでくる。
母は、親切心でやっていたことであって、虐待じゃない。
だけど、母の期待に応えられない悲しみは、心に残っていた。
子どもって、本当に素直だから。
よくできたね!って褒めてくれた時は、嬉しいし、だめだったね、と言われると、悲しい。
そんな幼い頃の私と重なってしまった。
まとめ
「そうだよね、活躍してほしいって思うよね。
でもさ、蓮君の優しくて平和主義なところ、とってもいいところだよね。
その良さを伸ばしてあげてもいいんじゃないかな。」
保育参観の一件は、ジャンケンに勝ったのに最後になってしまったことに納得できなかったけど、文句を言ったら、他の子が怒られちゃうかもしれないって、ジレンマで何も言わなかったのかな、と私なりに思っている。
しばらくして、蓮君はサッカーから水泳を習うことに決めて、生き生きとしている、と聞いた。
運動音痴の私の経験も、少し役に立てたということかな。そうだとしたら、嬉しいです。
今日も読んでくださり、本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。
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