📖この記事は、息子の巣立ちシリーズです✨
息子が帰省する。
嬉しい反面、なぜか頭に流れてくるのは「ダースベイダーのテーマ」。
息子はマイペース。
夜行バスで帰ってくるはずだったのだが…。
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バスがいない!
ウトウトしていた夜8時半、電話が鳴った。
「お母さん?バス、乗れんかった」
え。寝坊して遅刻したの?
「いや、出発の3分前に行ったんだよ。それなのに、もういなくてさ。おかしいよね」
……3分前って。夜行バスだよ?電車じゃないんだから。
私のツッコミもそこそこに、息子は喋り続けている。
「おかしいからバス会社に電話して、『まだ出たばっかりだから引き返してくれ!最悪、返金してくれ!』って言ったんだけどさ、
そしたら『乗れなかったのはあなたのせいなので、何もできません』ってブツ!と切られた」
まあ、百歩譲って名簿くらい確認してくれてもいいかな、とは思う。
でも結論は明白。
ダメなのは…バス会社ではなく、あなたです。
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ありがたい助け
電話の後ろから笑い声が聞こえる。
どうやら先輩の車に乗せてもらったらしい。
「サービスエリアまで来るなら乗っていいって言われたから、送ってもらってる。明日には帰れん」
そう言って電話は切れた。
しばらくしてLINEが届く。
「間に合わんから、先輩に飯奢って、大阪まで送ってもらうことになったわ。
せっかくだから1日観光して、夜行バスで帰る」
観光ね……。
君のことを心配して待っている家族がいること、知ってますかね?
ばーばはメロンを冷やし、好物の梅シロップを作って待っているのに。
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マイペース息子の強み?
「前からひどかったけど、大学行ってもっとひどくなったよね」
と、娘は冷ややかに言う。
確かに、家にいるときは忘れ物がないか、出かける時間はどうか、多少フォローしていた。
今もなんとかやれているのは、大学寮のおかげだと思っている。
本人は「自分ひとりでやれている」と思っているだろうけど…。
日勤を終えてスマホを開くと、大阪・梅田でご機嫌にブリッジしている写真が送られてきていた。
……やっぱり周りに助けられてるなぁ。
でも、なんだかんだで人が寄ってくる。
きっと息子には、そんな魅力があるんだろう。ありがたいことです。

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