[私の再出発ノート④]何事も『根拠』を問われた看護学校の日々

勇気のひとしずくをあなたへ

看護、子育て、趣味、旅・・私の日常から、あなたの未来につながるヒントを届けます。

📖この記事は、私の再出発ノートシリーズです。最初から読む方はこちらから→40代で看護学校に入ったシングルマザー

看護学校では、何をするにも”根拠”を求められた。

暑い教室と「根拠」の壁

「暑いからエアコンをつけてください」──そんな一言では通らない。

外部講師の授業では、授業中こそ冷房が効くが、終わると必ず電源が切られる。再びつけてもらうには、週番が職員室まで足を運び、先生を説得しなければならない。

35度の日、倒れた学生

ある夏の日、室温は35度を超え、ついに体調を崩して倒れる学生が出た。

「もう我慢できない!」

みんなで理由を練り上げ、週番が再び職員室へ向かう。

「高温で倒れた学生がいます。現在の室温は35℃です。人間の集中力は、22から26℃が1番最適と言われています。私たちは、学習環境を整え、効率よく学びたいと思っています。体調管理も、看護学生の責務だと思います。」

ようやく冷房が解禁された。

今にして思えば、「物事の根拠を考えさせる訓練」だったのかもしれない。

しかし、体調不良者を出すほどの試練はやりすぎだと、今でも思う。

 冬は毛布とおでん

冬は逆に、座布団を敷き、肩から毛布をかぶり、膝掛けをして授業を受けた。

エアコンはあるけど、先生とのやりとりで疲弊してしまうので我慢。笑笑

短い昼休みには、車で遠くのコンビニまで走り、おでんを食べる。それが本当にごちそうだった。

卒業後、あまりにも切望していた温かい飲み物を後輩たちに…と、電気ポットを寄贈したいと申し出た。

しかし返ってきたのは、

「管理は? 火傷をしたら誰が責任を取るんですか?」

という返答。結局、実現はしなかった。

不便さが、ごちそうを生む。

あの頃の熱々のおでんの味は、今も忘れられない。

根拠を持って伝える力は、現場でも必ず役に立つスキル

今振り返れば、あの厳しさは「根拠を持って伝える力」を育てるためだったのかもしれません。実際、臨床の現場でも「なぜそう判断したのか」を説明できることは、とても大切です。

当時は苦しくても、仲間と知恵を絞って乗り越えた経験は、確かな達成感を残しました。

看護師を目指す道は決して楽ではありませんが、困難を超えるたびに自分の成長を実感できる──その積み重ねこそが、未来の力になるのだと思います。

あなたも困難を乗り越えることで、たくさんの成長を感じることができると思います。迷っている方は、どうぞその一歩を踏み出してください。

応援しています!

久しぶりに看護学校シリーズをリリースしました。

今日も読んでくださり、本当にありがとうございます。コメントも大募集です

誰かの勇気のひとしずくになりますように・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました
当サイトは、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。適格販売により収入を得ています。