私の再出発ノート③不屈の精神を育む|看護学校で学んだ、仲間と乗り越える力

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📖この記事は、私の再出発ノートシリーズです✨ 最初から読む方はこちらから👉41歳で看護学校へ

娘ほど年の離れた現役生たち。

彼女たちはいつも、わいわいと仲良くしていた。

私はというと、

「おとなしく、端っこのほうにいよう」

そんなふうに思っていたのです。

でも——

看護学校は、それを許してはくれませんでした。

「なぜ遅刻したのか、全員で考えなさい」

ある日、ひとりの現役生、アミが遅刻してきました。

理由は——前日に飲み過ぎて起きられなかった、というものでした。

「遅刻は本人の問題。叱られて終わりでいいのでは?」

そう思っていた私の常識は、先生のひと言で崩れ去りました。

なぜアミさんは遅刻したのか、遅刻させないためにはどうしたらいいか。全員で考えなさい。今日の授業はなしです!

そして先生は、そのまま帰ってしまったのです。

これは罰なのか、それとも教育なのか

その子はトイレにこもり、

「やめる!もう知らない!帰る!」と叫んで出てこない。

その子のために、全員が授業を受けられないなんて、理不尽だ、と腹が立った。

教室には、重たい空気が流れていました。

「迷惑をかける子はいらない。邪魔者は排除すべき」

「やめたければ、やめればいいじゃないか」

そんな無言の圧が広がっていました。

でも、先生の納得する「答え」を出さなければ、授業は再開されない先生の求めている「答え」とは・・・?

不幸にも週番に当たっていた学生が、

前に出て、話し合いを進めることになりました。

見えた“教育”の本質

長い話し合いの末、私たちが出した結論は、

• アミが遅刻しないよう気をつけると誓うこと

• 周囲が声を掛け合い、関係性を築いていくこと

というものでした。

正直、最初は納得できない気持ちのほうが大きかった。

でも、この経験を通して私たちは、知った。

個人の問題は、みんなの問題として、みんなで支え合って、前に進む努力が必要なんだ、と

それが、看護師を目指す私たちに必要な「心構え」でした。

3年間のサバイバルの始まり

この出来事以降、クラスには

「失敗は許されない」「連帯責任になってしまう」という空気が生まれた。

• 誰かのミスが、みんなの障壁になる

• 自分の行動が、周囲に影響する

• だからこそ、迷惑をかけない生き方を学ぶ

とんでもない軍隊に入隊してしまった…

当時は、そんな気持ちになることもありました。

でも今思えば、

この「厳しさ」は、仲間と生き抜く力を育てるものでした。

看護学校は、知識や技術だけでなく、

人間力を叩き込まれる場所だったのです。

今日も読んでくださって、本当にありがとうございます!

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