私の再出発ノート③不屈の精神を育む|看護学校で学んだ、仲間と乗り越える力

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娘ほど歳の離れた現役生たち。わいわい仲良くしてる。私は少しおとなしく端っこの方にいよう。そう思っていた。

しかし、看護学校はそれを許さない。

なぜなら、連座制だから。

後になって、この“理不尽な出来事”が、
私にとって「チームで生きる力」を学ぶ最初の授業だったと気づくことになります。

⏰ 遅刻の常習犯が生んだ波紋|先生の「全員で考えなさい」

奔放な現役の女の子アミ(仮名)は遅刻の常習犯だった。遅刻は自分が悪いのだから、叱られればいい、と思っていたのだが。

先生が

「なぜ、アミさんは遅刻したのか、遅刻させないためにはどうしたらいいか、全員で考えなさい。今日の授業はなしです!」

と言って帰ってしまったのだ。

その子のために、全員が授業を受けられないとは理不尽だ、と腹が立った。

その子はトイレにこもって出てこない。「やめる」「帰る」と、泣いて叫んでいる。

その子の素行が良くならない限り、全員が、今後授業を受けられないことになったのだ。

なんだって…?

高校を卒業したんだから、時間を守って行動するのは当たり前のことだし、彼女のことでみんなが迷惑するなんて、考えられない。

不幸にも週番に当たった学生が前に出て、どうするべきかの話し合いを求めた。

💭 理不尽と向き合う教室

やめればいいのに。

最初は思っていたし、先生の意図もわからなかった。ただの意地悪じゃないか…と感じた。

「なんで私たちが?」「やめればいいのに」

重苦しい雰囲気が教室を覆っていた

でも、なんとか先生が納得する「答え」を出さなければ、全員が授業を受けられない・・・。

焦りや怒り、いろんな感情が渦巻いていた。

🤝 個人の問題を“チームの課題”として考える

長い話し合いの結果、私たちが出した答えは

トイレにこもっているアミを説得し、遅刻しないように気をつけることを誓ってもらうこと、さらに、みんなで声を掛け合って関係性を築いていくことだった。

この出来事をきっかけに、

「個人の問題は全員の問題として考える」という意識が芽生えた。

それまでの「自分のことは自分で」という考え方が、

少しずつ「みんなで動く」方向へと変わっていった。

💡 連帯責任から学んだ“チーム力”の本質

連座制は厳しい。

失敗は許されず、たった一人の行動が全員に影響する。

けれどその仕組みの中で、

私たちは少しずつ、「誰も置いていかない力」を身につけていった。

それは看護師として働くうえで欠かせない“チームの感覚”だった。

患者さんを支えるとき、誰かのミスや弱さを責めても意味がない。

どうすれば全体が動けるのか――それを考えるのが、チームの仕事なのだ。

とんでもない軍隊に入隊してしまった、と誰もが思った。

3年間のサバイバルの始まり、であった。

🩺 看護学校は“知識”と“チームで生きる力”を学ぶ場所

看護学校は、もちろん知識や技術を学ぶ場所

でもそれ以上に、チームとして生きる力を学ぶ場所でもあった。

遅刻の常習犯の出来事をきっかけに、

私は「個人主義寄りの考え」から大きく転換した。

他人の問題を他人事にしない。

チーム全体で支える、という意識が芽生えた瞬間だった。

看護はチームで成り立つ。

その原点を、私は教室の中で学んだ。


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🩺 カテゴリー:看護学校体験記「私の再出発ノート」シリーズ

40代で看護学校に通い、看護師として再出発するまでの実体験をまとめています。

迷いや不安を抱えながらも、一歩を踏み出す勇気を描いたシリーズです。

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